宅建本試験の問題を解く時に意識した3つのこと

本試験の問題はいつも以上に慎重に解く

宅建本試験では緊張からくるミスには注意したいですが、本試験だからこそ、いつも以上に1つ1つの問題に対して慎重に回答しないといけません。僕自身、本番で特に意識したことがいくつかあり、それらは日々の学習でも取り入れれるものばかりです。

模試などの得点が伸びない方や、2回目以降の受験の方が問題を解く際に当記事の内容を意識してもらえれば、いい結果がでるのではないでしょうか。

もちろん初受験の方でも一発合格に貢献できるものだと思いますので、参考になれば幸いです。

問題を解く時に意識した3つのこと

1つの設問に〇×問題が4つある

宅建の問題はいずれも4択の選択式で、ほとんどが正か誤を選ばせるものです。組み合わせを選ぶ問題でも正しい選択肢と間違った選択肢が混ざって出題されます。ですから、1つの問題に対する1つの正解を選ぼうとするのではなく、ひとつひとつの選択肢を○×問題と考えるほうが正解を導きやすいです。

組み合わせを選ぶ問題では必然的に全ての選択肢について正誤を考えないといけませんが、通常の選択問題でも同じように考えます。通常の問題で〇や×が2つあったりしたら、どこかで間違ったことにもすぐ気づくので、問題の解き方としてはオススメです。

既に過去問の解き方の工夫予想問題の学習法という記事でも推奨しているやり方ですが、日々の勉強でもすぐに使えます。日頃からこの方法で問題を解いていると、解き方がいい意味でクセになりますから試してみてください。


選択肢の穴をさがす

宅建で学ぶ法律はほとんどの場合、基本となる原則に対していくつかの例外パターンがあります。例外が認められるケースが大半ということは「絶対」「常に」といった表現が使われる選択肢は誤りの可能性が高く、疑う余地ありです。

ですから、選択肢の中で言い切った表現や極端すぎる結論などを見つけれると選択肢が絞り込みやすくなり、グッと楽になります。

登記やクーリングオフ、開発許可の申請手続き、更新しない建物賃貸借契約のように、口頭では絶対できず必ず書面でなければいけないものもありますが、逆にこれらを覚えておけばそれ以外の絶対はないと考えられます。

穴を見つけるつもりで選択肢をゆっくり丁寧に読んでいくと、ちょっとした言葉だけで意外とあっさり間違いに気づくこともあります。ちょっとした一言以外は全部正しいことが書かれていることもあるので、選択肢はサラッと確認ではなくじっくり読むのが大切です。


問題用紙の余白を活用

問題用紙の余白に自己採点用の回答をメモする方は多いと思いますが、問題を解くときにも隙間をフル活用したいところです。主な活用方法は「絵を描く」「語呂合わせや暗記項目をメモ」「計算スペース」の3つあります。

絵を描くのは契約当事者以外に第三者が出てきたり、差し押さえや保証人関係で話が複雑な時に有効です。

問題用紙の余白に描く図の一例

実際は鉛筆でササッと書くのでもっと汚い絵になると思いますが、話が整理できれば何でもよかったりします。全ての問題で絵を描いていると時間が厳しいので、混乱した問題をわかりやすくするために描いてみてください。

「語呂合わせや暗記項目をメモ」についてですが、僕自身忘れたくない語呂合わせをメモしていただけですから、語呂合わせである必要はありません。重要事項説明書や37条書面の記載事項、用途地域や用途規制、建ぺい率や容積率の数値などなど、ド忘れしたら困る暗記項目を余白にメモしておくともしもの時に役立ちます。

計算は報酬額や建築基準法、税法で必要となりますので、これらも問題用紙の余白を使って丁寧に解きましょう。パッと暗算できる方でも、念には念をいれておくとケアレスミスを防げます。

複数業者が登場する報酬の計算なんかでは、頭の中だけで考えようとすると失敗する確率大なので、ぜひとも紙に書いて正解を導くようにしましょう。