か行の宅建用語集

か行で始まる宅建用語の解説

□か

買取請求制度 規制区域において土地取引の許可が出なかった時に知事に買取をお願いできる制度。買取請求制度自体よりも注視区域や監視区域と規制区域の違いを覚えるほうが大事です。
開発許可 土地の造成工事をする前に必要となる知事の許可。都市計画法の中では簡単な部類に入ると思いますが、必要なケースと不要なケースを覚えるのが大変かもしれません。出題頻度は高いので無視はNG。
瑕疵担保責任 欠陥品を買わされた人ができる売り手への責任追及。不動産は一般的に一生に一度レベルの買い物で、お客さんを守るためにも特に重要視されている。
鑑定評価 土地や建物を評価する方法。土地や建物は一般的なものと違ってまったく同じもので比較したりはできないため、鑑定評価をおこなって価格を決める。頻出問題だが、そこまで深く学ぶ必要はなく「取引事例比較法」「原価法」「収益還元法」あたりをおさえておけばOK
監督処分 業者や取引主任者の違法行為・不正に対する罰則。すべての罰則を覚えようとすると心が折れます。業者に対する処分と主任者に対する処分はマスターしておくと吉。

□き

危険負担 不可抗力による損失をだれが負担するのか?という問題。損失=危険と考える。条件つきの例外もあるため、違いを知るのは大切です。
共用部分 マンションなどにおいて入居者が共同で使うスペースのこと。法定共用部分(階段やエレベーターといった構造上のもの)と規約共用部分(規約によって分譲していない専有スペース。管理人室とか。)の2種類。
虚偽表示 言葉自体は架空の契約・でっち上げた話ということで難しくない。ただし誰の立場の話か?によって結果が変わるため、問題を読み解く力がないと難しい論点です。色々なパターンの問題を繰り返し解いておくのが大事。

□く

クーリング・オフ お客さんによる契約の解除。日常生活でも使われているので知っている人も多いと思います。できる条件があったり、どうやってもできないケースも意外とあるので勉強していくと賢くなった気分になります。
区域区分 都市計画法による線引き。市街化区域と市街化調整区域に分けるのが区域区分。都市計画法の中では基本ですが、最初からややこしいため苦手な方は厳密に意味を理解しておくのが大切です。

□け

欠格 ふさわしくないこと。業者と主任者の欠格事由は宅建業法の中では難しい部分だが、出題頻度は高いという嫌な部分。また代襲相続における相続欠格も民法の範囲に含まれている。
建築確認 違法建築にならないように建築主事の確認を受けること。建築協定も含めて建築確認はほぼ毎回でているので、学習を避けて通れない分野。
建ぺい率 建築面積の敷地面積に対する割合。暗記しておかないとそもそも計算できない数値もある上、容積率との違いで大混乱。正しい知識を確実にインプットしておこう。

□こ

公示価格 標準地によって決定される土地の正常な価格。公示価格はほぼ毎回出題される分野ですが、そこまで難しくないのでしっかり学習して得点源にしておきたいところ。
構造計算 大規模建築物において必須となる計算。構造計算のやり方を学ぶよりも、特殊建築物や大規模建築物に分類される条件(建物の高さなど)を覚えるほうが大事。
高度地区 建物の高さが決められている地区。似た言葉で高度利用地区があるが、「高」の意味が違うの注意。(高度利用地区の「高」は高度ということ。)一緒に覚えておくほうがのちのち良いと思います。