宅建本試験では問題文と選択肢を丁寧に読んでケアレスミスに注意

緊張からくる思わぬミス

宅建試験本番では、極度の緊張から問題で指示されている内容を読み間違えたり選択肢を勘違いする可能性があります。

過去問に取り組んでいると見かける場面も多いですが「誤っているものを選べ」の問題は特に注意が必要です。普段からうっかりミスしてしまう方はもちろん、間違ったことがない場合でも油断してはいけません。

それくらい本試験のプレッシャーは大きいものです。

勘違いとしては、3番を選んだつもりなのにマークシートの2番や4番を塗りつぶしてしまうケースも考えられます。

宅建に限らずマークシート形式の問題ではありがちなミスですが、1点差が貴重な試験ですから慎重に解答欄を確認しておきましょう。

問題を飛ばしている場合は、飛ばした問題の解答欄を間違えて塗りつぶしてそのまま進めると全ての解答が一つずつズレてしまいます。

こうなると、一度マークシートの●を全部消すハメになり大変です。時間が足りなくなる恐れもあるので、問題を飛ばした時はより慎重に解答箇所を確認しておきましょう。

組み合わせやひっかけ問題にも注意

他に気をつけたいのが、組み合わせを答える問題です。

たとえば、4つの選択肢のうち正しい内容のものが2つと間違いが2つあって、正しいもの2つの組み合わせの番号を選ぶ問題です。

選択肢が「①ア・ウ ②イ・ウ ③イ・エ ④ウ・エ」のようになっている問題で、出題数は多くないですが見たことはあると思います。

正しい組み合わせだけでなく、間違った組み合わせを選ばせる問題もあるため、これもちょっとした勘違いで失点しないように注意です。

ひとつの選択肢の内容に正しいことだらけで、ちょっとだけ間違いを混ぜるひっかけ問題も盛りだくさんのため、読み解く力が問われます。

事前の学習でそうした力を養っていると思いますが、本試験でもプレッシャーに負けないように落ち着いて取り組むようにしましょう。

ケアレスミスを防ぐ方法

問題のほとんどが、明らかにありもしない内容を載せているケースは少ないです。そのため、ひとつひとつ丁寧に読むのが勘違いを防ぐ基本になります。

丁寧に読んでもいざ解答する時に間違っては台無しですから、問題文にラインを引いたり重要な言葉に〇をつけるのがいいと思います。

たとえば、問題の指示が「誤っているものを選べ」だった時は、問題文を読んだらすぐに「誤っている」を〇で囲んでしまいましょう。その上で選択肢を順番に読んでいき、マークシートに記入する前に問題文をもう一度確認すればミスはなくなるはずです。

ひとつの選択肢を読んで正しいか否かを判断できたら、〇か×を横に書いておくのもオススメの方法です。

正解の選択肢に〇、不正解に×をつけるのではなく、正しい内容のものに〇を、間違いのあるものに×をつけるようにしておきましょう。

そうすることで、ほとんどの問題が「〇3つと×1つ」か「〇1つと×3つ」になり、浮いている一つを選べば勘違いで違う選択肢を選んだという事態を防げます。(組み合わせ問題は例外的に〇と×の数が変わります)

このやり方はミスを防ぎつつ解答もしやすいです。また、万が一時間切れで自己採点用のメモを残していなくても、どれを解答欄に記入したか把握もできます。

問題用紙の各選択肢に「〇3つと×1つ」をメモしてあって、×を選ばないことはないはずですし、逆でも同じだからです。

2択で迷って〇か×をつけきれない場合は、とりあえず△でも書いておきましょう。

僕は正誤が判断できない微妙な選択肢の横には△を書いて、一通り済んでからその問題をもう一度考えれるように、問題文の横にも大きく△を書いていました。

ちなみに「絶対正解できてる」と思った問題文の横には大きく〇を書いて、〇がない問題だけを残りの時間で見直す作戦です。

問題用紙は書きこむスペースが意外とありますから、ご自身が読みやすいように存分にメモしておきましょう。

あとは名前や受験番号といった解答用紙の記入ミスですが、これは全問解答後に残った時間で確認を怠らなければ気づくはずです。

終了時間まで寝たりせずに、入念にチェックして悔いの残らないようにしましょう。