宅建の勉強に手がつかない時にモチベーションを上げる4つの方法

勉強が手につかない理由は人それぞれ違う

宅建の勉強をしているとやる気がでない時も多いと思います。「一発で合格するぞ!」と高いモチベーションで学習を始めても、時間の経過とともにドンドンやる気は失われていくものです。

試験直前期なら無理してでも頑張ろうという気がでるかもしれませんが、人によっては「来年頑張ろう」と諦めてしまうこともあるかもしれません。逆に本試験までの期間が長ければ「まだ余裕あるからいいか」となかなか腰があがらず、気づけば試験直前なんてケースもあります。

あるいは「やらなきゃ!」と気持ちはあるのに、難しい問題が理解できないために気づけばやる気が大きく削がれることだって考えられます。

モチベーションが下がる理由は人それぞれ違いますが、いずれにしろ勉強をしないことには合格できないですよね。

正直、僕自身も努力嫌い・常にやる気0みたいなダメ人間なので、確実にやる気をあげる方法とか高いモチベーションを維持する秘訣とかって知りません。

それでも合格することはできたので、勉強していた時にどうやってやる気をだしていたのかお伝えしようと思います。

「宅建の勉強だるい・・」そんな方は参考にしてもらえればです。

やる気を上昇させる方法や考え方

①自分の将来像を意識して合格をゴールにしない

宅建試験に合格すればひとまず努力が報われるわけですが、受験勉強期間中は合格をゴールにするよりもさらに先の将来像をイメージします。就職や結婚そのものを目標にしている人が目標達成後にブルーになるなんて話がありますが、それと似たような考え方です。

宅建に合格しても別にブルーにはならないですけど「合格して何をしたいのか?」を考えることがやる気アップにつながります。

「宅建主任者になって不動産関係の仕事をしたい」と思って学習に励むのが一番ですが、資格手当でお給料があがる方は「金のため」でもいいですし、学生さんなら「履歴書に書くため」でもいいと思います。

さらに上の国家資格を目指すための最初の一歩という場合もあるのではないでしょうか。

大切なのは合格以外に何かしらの目標を持つことで「合格は目標達成のための通過点にすぎない」という気持ちが、モチベーションを保ちやすくします。

実際、試験に合格した後は登録手続きなどがあり「ようやくスタート」といった感じですから、そこまでをゴールに見据えて、日々の学習に取り組んでみてはいかがでしょうか。


②落ちた時の面倒さを考えてみる

宅建試験は1年に1回しかありません。簿記などの民間資格のように年3回もあれば「落ちたら3ヵ月後にもっかいチャレンジ」とできますが、宅建はそうはいかないわけです。

次回受験までに今年やったことを全て覚えておくのは不可能ですから、当然来年も勉強しないといけません。そのことを考えると「来年また面倒なことになるな」と思えてやる気がでてきます。

個人的にはすごく効果があった方法で「あ~だるい」と思った時に「来年またやるか?」と、ご自身に問いかけてみてはいかがでしょうか。

「合格したい」というプラスの感情よりも「落ちたらヤバイ」というマイナスの感情のほうが行動力を生み出すケースは多いです。ですから、やる気が落ちたときは『1度落ちたら次の受験は1年後』これを意識すると学習にも力が入ります。


③簡単な問題から取り組んでみる

わからないことが理解できたらドンドンやる気がでてくるという考えもありますが、やる気がない状態では理解力も何となく低下しているように感じて、そうそううまくいきません。ですから、いきなり難しい問題に挑戦したりややこしい話を理解しようとするよりも、簡単なものから取り組むほうがモチベーション維持には役立ちます。

分野ごとの難易度でいうと、民法>法令制限>業法≒その他ですが、自分が不得意なところはやる気低下中に手をだしてはいけません。無理に不得意なところや難しい問題をやろうとすると余計にやる気がなくなるので、最初は簡単な部分から手をつけるのがオススメです。

宅建業法のクーリングオフその他分野の土地など、日常的にも使われる言葉が出てきてなおかつ簡単な部分は、やる気がでない時でも取り組みやすいと思います。

人によって簡単と感じる部分は違うので「この話難しいな」と感じるところは、やる気がマックスの時に改めて攻めるようにしましょう。

また、簡単な問題すら手につかないほどやる気が極端に低い場合は、条文をなんとなく眺めるだけや語呂合わせなんかを見るだけとかでもいいと思います。「頑張って覚えよう」とか「しっかり理解しよう」という意識を持たずに、なんとなくするのがポイントです。

賛否両論あるかもしれませんが、なんとなく始めてみたらじわじわとやる気がでてきて気分がのることもあります。なので、勉強とは言えないことだとしてもやってみてはいかがでしょうか。


④無理せず休む

やる気が出ない時の最終手段は無理せず休むことです。睡眠に関する記事でも書いていますが、眠いならたっぷり寝てエネルギーを充電しましょう。

体や頭が限界の時に無理して学習をしてもあまり意味はないと思います。直前期はともかく、本試験までの期間が十分ある場合は、体調管理もかねた休みを取りながら地道に学習をすすめていきましょう。

頑張りすぎないのも時には大切です。