宅建の学習に使用する参考書(テキスト)と問題集の選び方

参考書と問題集選びの重要性

宅建合格に参考書は必須ですね。あとは過去問と予想問題集です。さすがに参考書も過去問も使わず合格したという方はいないでしょう。

僕自身、独学で合格できた一番の理由は良質なテキストに出会えたことだと思っているので、これから購入する方はもちろん、スクールのテキストを利用している方も「自分にとって最良といえるアイテムを使っているのか?」を意識してみてはいかがでしょうか。

ここで僕なりの良いテキストと良い問題集の選び方をお伝えします。「今のテキスト、なんだかわかりにくいな」という場合は変えてみるのも手です。

なお、宅建の勉強に使用する参考書と問題集は必ず最新版を用意してください。新品でなくてもいいですが、年度が古いテキストは法改正などの影響で内容が微妙に変わっています。

最新の法律に対応した、受験年度と同じ参考書と問題集を利用するのが選び方の基本です。

参考書(テキスト)の選び方

まず参考書、テキストを選ぶときにボリュームはあまり気にしなくていいです。宅建試験自体広範囲のため、ペラペラの参考書とかあまりないですから。

経済的なことを考えるなら1冊で全分野を網羅している参考書を選ぶのがいいですね。民法用、宅建業法用みたいに分かれている参考書を選ぶと、参考書代だけでお財布が悲鳴をあげるかもしれません。

ですから、1冊で全分野をカバーしているものを選ぶのが無難です。表紙に「宅建」の文字があれば大抵すべてをカバーしています。

その他の分野」は参考書だけでカバーできないですが、わざわざ専用のものを探す必要はありません。問題数と難易度的に優先順位が低いからです。

次に「ボリューム以外で何を見るか?」ですが、僕の結論は「イラスト、図解のあるもの」です。一見イラスト付きのものは内容が薄そうですがそんなことはありません。むしろ暗記表が豊富だったり、図解は文字だけの説明よりも理解が深まります。

また、イラストつきの参考書は、解説自体が噛み砕かれた説明をしていてとてもスムーズに読みすすめていけます。

「子供っぽい」と感じて、判例や条文などの文字情報が豊富なテキストを選んでしまいがちですが、難しい文字ばかり並んでいる本を読んで勉強が嫌になる前に、読んでいるだけで楽しそうな参考書を選んでみるのがいいと思います。

イラストや図が多いテキストは読みやすく説明もわかりやすい

問題集の選び方

参考書に続いて問題集の選び方です。主に学習に使用するのは過去問題集になります。

まず大前提は参考書と同じシリーズの問題集を選ぶことです。 理由は問題集の解説で、参考書のページ数を合わせて表記しているものが多いからです。

もし参考書と問題集で別々のものを使用していると、間違えた問題の解説でテキストの該当箇所を探すのに苦労します。それと、参考書によって解説されている項目にも違いがあるため、参考書と問題集はセットで同じシリーズのものを使用するのが基本です。

次に大切なのが解説のされ方です。重要視すべきなのは「解説を読むだけで理解できるほど丁寧か?」です。解説を読んでもわからなくて参考書に戻るのは大事なのですが、あまりにも解説がお粗末な問題集もあります。

例えば、解説の中で、「民法条文○条にこう書かれているから。参考書○ページ」みたいなものもあります。こういう雑な解説だと、民法の条文内容を全部覚えないと得点できないですよね。

問題集は「条文にこうあって、それはどういう意味で、こういう理由でこれが正解」といった感じで丁寧に解説されているものを選ぶのがポイントです。

問題集の解説一つで理解するスピードが全然変わってくるため、書店などで中身を確認しながらじっくり探してみるのもいいと思います。「〇〇はこうなる。当然だ」みたいなひどいのもあるので、よく吟味しましょう。(当然じゃね~よ、説明しろよって気分になります)