合格までの学習ペースにみる追い込みよりも大事な事前準備

本試験までの学習時間と期間

僕が宅建試験に費やした学習時間は300時間にも満たないです。本番までの合計学習時間は250時間ほどでしたから、一応一般的にいわれている合格に必要な時間は勉強していたことになります。

期間にすると、7月末から10月の試験までの2ヶ月と2週間程です。一日の勉強時間もきちんと決めていたわけではなく、多い時は8時間ほど机に向かう日もありましたが、やらない時は参考書を触ることすらしませんでした。

過去問を分野別に1問ずつ解くという方法で勉強をしていたため、学習時間はあまり気にならなかったです。問題を解く数も、少ない時は10問程度解いて残りはじっくり解説を読んだり、テキストに戻って理解を深めることに専念していました。

勉強時間を多く確保できる日や得意な分野に取り組むときは、一気に100問近く解くこともあってかなりばらつきがあります。個人的に法令上の制限が一番苦手だったので、同じ勉強時間でもこの分野の問題に関しては、問題を解くペースはかなり落ちていました。

これだけだと、「少ない時間でそこまで問題も解かずに合格できてスゴイだろ」と自慢っぽく聞こえてしまうかもしれません。ですが、まったく知識のない状態から合格を現実のものにするひとつの目安として、参考にしていただければです。

逆に考えると、過去に受験経験がある方や大学で法律を学んだ方、不動産関係の知識がある方などは、もっと少ない時間でも十分合格できるのではないでしょうか。

直前期の学習ペース

試験直前、だいたい2週間前くらいになってからは、1問ずつ解くやり方での学習はほどほどにして、2~3日に1回、まとまった勉強時間を確保して予想問題や50問セットの過去問題を解くようにしていました。

本番に挑むつもりで時間を計って問題を解いていき、答え合わせと解説の確認までして合計3時間ほどです。直前の学習は時間、問題数を決めて取り組んでいたため、50問形式の問題を解くだけで、学習時間が短くてもそれ以上は勉強しませんでした。

過去問で既に合格圏内の点数をとれている時もあれば、逆に予想問題集の初見問題のせいで点数が微妙な時もありました。それでも間違った問題の復習を済ませて、予定が済んだらそこでその日の学習はストップです。

このやり方はオススメできるものではありませんが、直前の初見問題で余計な混乱が生まれそうなら潔く無視してしまうのも方法の1つだと思います。

試験前日はどう過ごした?

正直、本試験前日は一切勉強時間をとらず、リラックスできるように遊んでました。

宅建に限った話ではないですが、受験の追い込み期間は勉強時間をいつも以上に多くとるのが一般的です。ただ、僕は本番に弱いというか緊張しやすい、プレッシャーに負けるタイプなので、とにかく肩の力を抜いて、いつもの調子で問題に取り組めるように準備していました。

決して直前期にダラダラすることをすすめているわけではなく、あまり煮詰めなくても合格は可能というわけです。

こういうと、失敗経験のある方から怒られてしまいそうですが、現実問題として、試験前日は勉強よりも体力温存とか気持ちを落ち着けるほうが遥かに大切ですし、試験対策の一環にもなります。

そもそも宅建試験は数週間や一夜漬けで勉強してどうにかなるものではないので、試験直前にバタバタ勉強するよりも、事前に十分な勉強時間をとっておくのが望ましいです。

僕は一日の学習ペースにかなりバラつきがありましたが、これから受験する方は学習計画を立ててすすめていけば、直前期に慌てる必要もないと思います。

ぜひ自信をもって日々の学習に取り組んでみてください。